ハワイ旅行で特に気を付けたい4つの体調不良ともしもの時の対応

ハワイ旅行で特に気を付けたい4つの体調不良ともしもの時の対応

小さなお子さんを連れた海外旅行での体調不良はとても不安になりますよね。
この記事では特にハワイ旅行で気を付けたい体調のこととその対処法をまとめました。

ハワイで特に注意すべき子どもの体調不良の種類

体調不良と一言で言ってもたくさんの種類がありますが、ハワイ旅行で気を付けたほうが良いのがこの4つです。

  • 熱中症
  • プール熱(咽頭結膜熱)
  • クラゲ
  • 時差ボケ

詳しくご説明します。
なおこの記事ではあくまでも一般的な症例や対処法についてご紹介しています。
体調が優れないときにはクリニックなど適切な医療機関で診察を受けてくださいね。

熱中症

熱中症は高温多湿な環境に長い時間いることで体温調節がうまくいかず、体内に熱がこもってしまうものです。
こういった症状が出ると熱中症の疑いがあります。

  • 立ちくらみ
  • ぐったりする
  • 体が熱い

ハワイは常夏の島のため、どのシーズンに行っても暑く湿度が高いです。
特に日本の冬の時期での旅行は暑さに慣れていないので注意しましょう。

またベビーカーを使っていると地面からの照り返しがあり歩いている大人よりも暑くなっています。

さらに直射日光を避けるために日除けをしていると、中の温度がどんどん上がってしまいます。
ときどき換気をしてあげてください。

熱中症にならないように、

  • 屋外に長時間いない
  • こまめに水分補給をする
  • 子どもの様子に注意する

この3つを心がけてください。

プール熱(咽頭結膜熱)

咽頭結膜熱(いんとうけつまくえん)いわゆるプール熱はアデノウイルスによる感染症です。
一般的に子どもがかかりやすい夏風邪のひとつとされています。

  • のどの痛み
  • 目の充血
  • 高熱

潜伏期間が2日から14日あり、症状が1週間程度続くことが多いです。

名前に「プール」とありますが、プールの水を介した感染があったためで、プールに入っていなくてもかかってしまうことがあります。

いわゆる風邪なので、くしゃみやせき、体が触れることで感染します。
手洗いや消毒をすることで感染するリスクを減らせます。

余談ですが、私たち家族の初めてのハワイ旅行で娘がプール熱にかかってしまいとても辛い思い出となってしまいました…。

クラゲ

ハワイの海では一年中クラゲが発生する可能性があります。
クラゲの発生は周期的で、満月の日から7日後から5日間に出やすいと言われています。

ちなみに「クラゲ」は英語で「Jellyfish (ジェリーフィッシュ)」と言います。

ワイキキ水族館がクラゲの発生の目安医になる「クラゲカレンダー」を出しています。
旅行中のどの日に注意が必要かチェックしておきましょう。

Box Jellyfish Calendar | Waikiki Aquarium

ライフガードがいるビーチ(ワイキキビーチなど)ではクラゲ発生を示す看板が立てられていることがあります。
もしその看板を見つけたら海に入らないようにしましょう。

もしクラゲに刺されてしまったらライフガードに報告し応急処置をしてもらってください。
痛みが引かないといった場合には適切な医療機関に行ってください。

時差ボケ

海外旅行で避けられないのは時差ボケ(ジェットラグ)です。
特に小さいお子さんは生活のリズムが不安定なので、かかりやすく治りづらいとも言われています。

私がCAさんから聞いて実践しているのは「飛行機に乗ったら到着地の時間で行動する」です。
日本の空港で飛行機に乗ったら時計をハワイの時間に合わせ、食事や睡眠のタイミングをハワイの現地時間でとってみてください。
この方法で劇的に時差ボケの症状が少なくなりました。

それでももし時差ボケになってしまったら、無理をせずゆっくり休みましょう。
「せっかくのハワイを無駄にしたくない!!」と思うかもしれませんが、時差ボケで滞在中ずっとボーっとしてしまうよりもしっかり休息をとったほうが時間を有効活用できますよ。

到着したその日や、深夜着の場合には翌日のお昼ぐらいまではホテル周辺を散歩するといったゆったりとした時間を過ごしてみてください。

ホテルの部屋でテレビを見るのも良いですが、時差ボケの解消には日光に当たることと適度な運動が効果的。
無理のない範囲で外の空気を吸うことをおすすめします。

体調が悪いときの対応方法

ここまでハワイ旅行で特に注意したほうが良い体調不良についてご紹介しましたが、もし体調が良くないときにどのように対応すべきかもあわせてご紹介します。

無理せずホテルで休む

慣れない環境では知らず知らずのうちに肉体的にも精神的にも疲れが溜まっています。
「ちょっとダルいな」と感じたら無理せずホテルで休んでください。

体力が回復したら残りの滞在を思いっきり楽しめますよ。

ドラッグストアで薬を買う

少し休んでも回復しない、明らかに症状が出ているといった場合にはドラッグストアに行って薬を買ってください。

アメリカでは(信じられないくらい)医療費が高く、診察までの時間が長いです。
そのため現地に住む人もドラッグストアの薬で対応することがよくあります。

しかし日本で手に入る薬と違う成分が使われていたり、同じ成分でも量が多かったりすることがあります。
特にお子さんが薬を服用するときには箱の表記に注意してくださいね。

箱の「ingredients」欄に有効成分が書いてあります。
ここに書いてある成分をGoogleなどで検索して、日本で普段使っている薬の成分と見比べてみてください。

旅行保険を使い病院に行く

症状がひどい場合には無理せず病院に行ってください。
「病院」と言っても英語ではこのように言います。

  • hospital:救急や入院施設がある大病院
  • clinic:街の小さなクリニック

多くの場合、2つめのclinic(クリニック)にお世話になることになると思います。

しかしアメリカの医療費はかなり高額です。
ちょっとした診察で数万円、手術をすると数百万円かかってしまうことがあります。

いきなり病院に行くのではなく、まずはご自身が入っている旅行保険に問い合わせてください。
電話をすると日本語で、お近くのクリニックを紹介してくれ、予約を取ってくれるところもあります。

ホノルル周辺には日本人や日本語が話せる医師が何名かいらっしゃいます。
英語が苦手でしたら日本語が通じるクリニックに行ってくださいね。

まとめ

子連れのハワイ旅行で特に注意したほうが良いのはこれらの体調不良です。

  • 熱中症
  • プール熱(咽頭結膜熱)
  • クラゲ
  • 時差ボケ

もし体調が優れないのであれば、ホテルでゆっくり休んだり病院(クリニック)にかかったり、絶対に無理をしないでくださいね。